グリーンビーンズ
生豆(なままめ)のことを英語ではグリーンビーンズと言っています。この生豆は収穫時期が新しいほどより良い香りを含んでいます。新米と同じように考えてもらえると分かりやすいと思います。要するに、新豆が新鮮で力強い味を持ち合わせているのです。
お店で取り扱う生豆は全て新豆(ニュークロップ)です。国よって多少違いはありますが大体60㎏詰めの麻生袋(ドンゴロス)に宛先のタグが結び付いて送られてきます。
生豆を焙煎する前にはハンドピックという欠点豆と呼ばれるものを除去する選別作業をします。ここをしっかりしないと味に濁りが出てきたり、スッキリとした味になりません。中にはハンドピックもいらないほど綺麗なロットもありますが、それでも一応目を通します。焙煎後もハンドピックをします。焼けムラのある豆や焦げてしまった豆、欠けてしまったもの… 香りや味に悪影響を与える要素はできる限り取り除きます。
右の写真が欠点豆です。発育不良豆や虫食い、発酵豆、死豆、たまには石ころや何かの種…etc. 特に、未成熟の豆や発酵豆は味や香りに多くの悪影響を与えます。また、欠点豆とは別に石ころや何かの種などは私の大切なコレクションというか宝物になっています。石の混入率が多い買い物は決してしたくないのですが、貯まるのは何故か嬉しいです。
例えば、1kgのコーヒー豆の中に2粒の欠点豆が混ざっていても気が付かないでいるかも知れません。しかし、1杯10gの中に2粒が入ってしまえば美味しさも台無しになります。
ハンドピックについて書きましたけど、今更ハンドピックの重要性を考えることよりも、いかに良質の生豆を確保できるかが重要になります。これこそ美味しいコーヒーに繋がる架け橋になると思います。
今日も雪がよく降りますね。ゲレンデ情報
お店の周辺の積雪量は15cmです。除雪O.K.です。
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