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2006年1月13日 (金)

帰り道

小学生の頃、学校帰りはきまって道草でした。

道草の美学は何も考えずにぷらぷらと気になる方へ足を向けてしまうことができた、純粋無垢な行為とでも言いましょうか。しかし、家に帰るという仕事も同時進行でやらなければいけない、大人の世界でいう「仕事と遊びの両立」です。

今日は諸事情で横手まで出掛けました。その帰り道に定食屋さんで晩御飯を食べることにしました。お店の前に車を止めて降りようとすると、隣の車のフロントガラスのところにチョコンと猫が座っていました。猫はお店の入り口を黙って見つめていて私には興味が無さそうです。

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コンコンとガラスを叩いてアピールしても無視されました。軽く咳払いをしてみても無視です。少しばかり心が冷えてきそうなので、車から降りてお店に入りました。

猫ほど気ままに生きている生物はいないのではと考えました。興味のある方へ関心を示し、不意に驚けばしっぽが太くなり、お腹が空けばスリスリと可愛くなり、…毎日至福の道草人生なのかも知れませんね。傍らにいてもそれほど苦にされない不思議な動物の一種です。

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コメント

タカサゴ様 コメントありがとうございます。返事が遅れてしまったことお詫びします。猫は気ままで、気まぐれで本当に羨ましいですね。車の放つ熱を体を丸くして暖をとる姿は私の心を捉えます。

いつか私もそのような苦にされず、人の心を捉える人になりたい… なんて、また寒波が来そうですね。

毎日元気でお過ごしください。それではまた!

投稿: gita | 2006年1月22日 (日) 17時43分

「猫になりたい」なんてタイトルの歌がありましたっけ。
ほんと、ネコ、うらやましいです。。

車の上に乗っているといえば、冬になると、きまってわたしの車のボンネットには、猫の足跡がつきます。なぜ??
あるときその理由がわかりました。運転終了後の車のそこは、あたたかいのですよね。
近所のノラ猫は、ちゃんとそのことを知っていて、つまりは暖をとっていたわけです。
あっぱれ。

gitaさんのみた猫もそうだったかどうかわかりかねますが、いずれにしても、冬の猫へのあこがれは、毎年つのるばかりです。

では、また。
寒さ増します、御自愛のほどを。

投稿: タカサゴ | 2006年1月18日 (水) 19時17分

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