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2006年1月15日 (日)

香気

コーヒーの香り成分は約800種からなると言われています。これは簡単に言えるほど単純な構造ではないと思いますが、専門知識も持ち合わせていない私が声を大にしていえることは、「とても複雑」なんです。・・・ね。

生豆(なままめ)から焙煎の段階で化学変化により生成される香りがあり、主にカフェー酸のような芳香族化合物などが挙げられるようですが、ここら辺はかなり専門分野の領域に入ります。香りの良いコーヒーを作るためには生豆をただ火で焼くだけでは十分に成分を引き出せないのです。

焙煎の基本は「火力、排気、時間」、この3点のバランスを取ることで芳香をより引き出すことができます。例えば、排気が強ければ豆の成分が多く排出され薄い印象をうけますし、逆に排気が弱ければ煙臭いコーヒーになります。排気調節は一定にはいかない神経の使う過程です。水分を上手に抜いて、適正なバランスで焙煎されたコーヒー豆は素晴らしい香気を放ちます。

ある調査では、「深煎りのグァテマラ」がリラックス効果が高いと言われています。他の豆と比べて明らかにα波の出現量が多いようです。コーヒーの香りには多くの成分があると同時に様々な効用が期待されています。

自分の好きなコーヒーが、リラックス効果の近道ではないかとも思います。と、言いつつも先ほど焼き上げたマンデリンを飲みながら一息付いています。

今日は晴れているも、空気はしっとりとしています。

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