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2006年1月20日 (金)

コーヒーの香り

毎日毎日、コーヒーの香りに包まれて仕事と生活をしています。これは油に塗れたものより、埃に塗れたものより、見た目は贅沢に見えるかも知れません。

確かに嫌な気持ちも全くありません。が、これが仕事となるとかなりシビアです。それは、コーヒーの香りです。コーヒーの香りは、例えば缶コーヒーの香りもインスタントコーヒーの香りも、コーヒーの香りだからです。もちろん、焼きたてのコーヒーもそうです。

この香りに包まれていると、コーヒーの香りの中の局部的に繊細で、特徴的な香りを探して嗅いでいるような気がします。かなり誤解が生まれるかも知れないですけど、コーヒーの香りの中に入っているからこそ、見えてくる世界があると思います。その外側からは見えにくい世界観を皆様へつながる架け橋を持ちたいなんて、大きいことも書きますが、コーヒーの違いが分からない…なんていう方がいるのも事実です。これは外側から眺めていることがほとんどなんです。

一歩踏み出すと世界は果てしなく広く、思わず躊躇してしまいますが、香りの違いだけは歴然です。繊細な香りを言葉に表わせるようになるまでは時間がかかります。それは仕事で必要だからこそ、一所懸命に訓練をして、勉強をして、心に積み重ねているのですが、これは、コーヒーを美味しく飲むためのものではないと思います。

コーヒーを美味しく飲むためには、空間、気分、相性…etc. 心地の良い空間で、いい気分であり、自分好みのコーヒーがあればこそ、最高のコーヒーが出来上がるのです。なんだか取って付けた言葉揃いですけど、私はそう思います。

難しい知識は仕事側で、美味しい時間はプライベートであればいいのでしょう。

そんな片隅に美味しいコーヒーを求めたから、スペシャルティコーヒーを提供しているんです。そのためにも、毎日が勉強です。

IMG_8232p_1_1

難しい話のあとは、眠たい写真でも見てください。

ピントを合わすのを忘れました…

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