新しい豆には力強さがあります。それは香りにも反映されてきますし、味を構成する要素にとって逞しさでもあります。生豆が枯れてくると、香りは瑞々しさが欠けてきて、平坦な味に近づいていきます。
それでも、まったく飲めないほど不味いなどと言うことはありませんが…
鮮度が大切であって、生野菜感覚で扱うことで一際の美味しさが手に入ります。しかしそれには、美味しい豆があって、しっかりとした技術で焙煎されること。私も日々勉強です。私が取引先を信頼しているのと同様に、ご来店下さる方々に応えられるよう勤めなければいけません。
気の遠くなる距離を経て、遥々届いた豆は少し青臭さがあり、ほんのり完熟した甘い香りが漂ってきます。
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コメント
R-Rey様コメントありがとうございます。
清楚な一本の桜、見付かるといいですね。私も自分だけの桜を見付けたいと思います。そしてやはりそこでコーヒーをすすって本でも読めば、嫌なことも少しは薄まるような気がします。桜の配達人、早く来ないかなぁ。
投稿: gita | 2006年4月 4日 (火) 12時44分
昨日に引き続きお邪魔します。
おいしそうな豆ですね。この豆にその感性でどんな香りをつけるんでしょうか。
「桜の樹の下で珈琲を飲めたら」というブログを読んで、同じコトを想う人がいるんだなーって、嬉しくなりました。ドライブが好きなワタシは、珈琲を持ってよく出かけます。疲れたり、好みな居ドコロを見つけたら、クルマを止め、ドアを開けて自然の匂いを堪能しながら、珈琲を味わうんです。
今年は素朴で清楚な1本桜を求めて、走ろうとココロに決めています。桜の配達人はまだ先ですねー。
投稿: R-Rey | 2006年4月 4日 (火) 10時50分