散歩
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焙煎された豆から立ち昇る香りは、あのコーヒーの香りとはいくぶん違います。
コーヒー豆は、「豆」といえど、種であって大豆などの豆類?とはちがいます。でも、豆は種なんですよね。例えば、サクランボの種を割った中身と考えてみてください。その中には半円形のものが抱きあわせになってはいっています。
その一つ一つがコーヒー豆になっているわけですが、生豆の状態ですと、青臭さが強い傾向があります。しかし、良質なものであるとその青臭さの中に甘い香りが漂っていて、完熟したフルーツのような濃い香りがします。生豆の状態でこのような香りが強いと焙煎後も香りが高いと感じています。
しかし、最初に書いた通り、焙煎直後はこのようなコーヒーらしい香りは薄いのです。この豆を割ったり、ミルでグラインドするとたちまち甘い香りが放たれます。この粉の状態の香りを「フレグランス」といいます。
そしてコーヒー粉にお湯を染み込ませるとまた違う香りが漂います。この香りのことを「アロマ」といいます。アロマの香りはフレグランスの時とは性格が違います。フレグランスはむせかえるようなと書くと甘い香りを感じさせてくれて、アロマでは濃厚な香り、すなわちチョコレートだったり、トロピカルフルーツ、ハチミツ、…etc.
そしてカップに入っても、その香りがきちんと反映されていなければならないわけですが、液体に代われば香りの質もまた変化するようです。温かい時の香りから、冷めたコーヒーの香りまで、様々な変化を見せてくれます。
豆の香りを楽しむには一過程を感じてこそ醍醐味があります。飲み終えたカップから薫るコーヒーは、またいいものですね。
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前々からホームページを作ろうと思っていたのですが、なかなか手を付けれずにいました。いや、作ってあったのですけど… コーヒーとかけ離れてしまったイメージ的なものになってしまったのでアップしないでいました。
昨日からまた別で作っていたので、至らないところがあるかも知れませんが、ネットで当店のコーヒー豆を購入できるようにしてみました。機会がありましたら、ぜひご利用ください。
最近は、気が付けば草もみるみるうちに背を伸ばしていますね。虫も花も、みんな元気です。いい季節になりました。
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約1000年前のこと、イスラムの名医がコーヒーは胃に効く薬であると初めて記したそうです。13世紀半ば頃から、コーヒーを煮出して飲まれ、アラビアを中心とするイスラム教の国々からヨーロッパへと広がっていきました。
コーヒーの栄養成分としては、ビタミンB2、ナイアシン、カリウムなどがあるそうですが、やはり注目される成分は、クロロゲン酸とカフェインのコーヒー特有の有効成分です。
コーヒーの香り成分でもあるクロロゲン酸には、ガンや老化の誘因となる活性酸素を補足し除去する抗酸化物質です。日本やアメリカでもクロロゲン酸がガンを抑制する働きがあると発見されています。
コーヒーは胃を痛めるときいたり、胸焼けする、などということはほとんどなく、そのような要因は酸化したコーヒーを摂取したことで起こります。賞味期限が長いものと勘違いされていることが多いのも。その原因になっていると思います。
コーヒーの消費期限を答えるならば焙煎日から約10日~2週間です。
期限内であればその薬理効果も期待できることと思います。
コーヒーの生活習慣病に対する効用は色々といわれていますが、代表的なものを箇条書きで上げます。
■リラックス効果
■血行促進
■脂肪分解
■二日酔い解消
■善玉コレステロールの増加
このように、身近なところでも効果はあるようです。覿面に効くのではないと思いますが、徐々に効くのでしょうか。私は毎日、仕事でコーヒーを飲みます。香りや味のチェックであったり、新しいメニューの考案であったり、コーヒーが生活の一部にありますし、もっとも身近な飲み物です。どうかその恩恵に与りたいものです。
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座主窯へ行きました。
展示会のご案内が届いていたので、とても気になっていて、GWの最終日なのにお店を休みにしてしまい、出掛けてしまいました。本日ご来店のお客様には大変なご迷惑をおかけいたしました。ごめんなさい。
座主窯のご主人、奥様はとても素敵な人柄で見事な茶碗でお茶をご馳走してくださいました。器も変われば気品が舞い、直感的に味わう事に集中できます。私の人としての器はいかがでしょうか、自分の好きな器で好きなものを口にできる幸せな妄想は止まず、ケーキを置くお皿とカフェオレに使いたい器、一目惚れしたコーヒーポット…etc. お店で大事に使わさせていただきます。
コーヒードリッパーの使用感を拝聴したいと、一種類お預かりしました。帰ってから早速、使ってみました。人の手で生まれた道具に暖か味がないわけはありません。とても良く出来たドリッパーは甘味とコクを十分に引き出しました。
作り手と、使う私の疎通があってこそ、繊細さや力強さを表現できるのでしょうね。
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最近ナタデココを久しぶりに食べました。独特の食感が心地いいと思う人もいるでしょう、私もその食感がだんだん癖になってしまいました。
ナタデココとはココナッツの果肉部分?に酢酸菌の一種を加えて発酵させて作られるそうです。この酢酸菌の一種アセトバクターキシリナムが作り出す「微生物セルロース」と呼ばれる食物繊維は健康面でコレステロール値の低下などが期待されているそうです。
南国には南国らしい食感豊かな発酵食品があるんですね。発酵食品といえば、思いつくのが納豆ですね。味噌や醤油も日本代表ですね。発酵食品は体に優しいのが嬉しいことです。
コーヒー豆で言うと、発酵豆ですね。
これは、いけません。。
ひどく香りが悪く、味だけではなく、水色まで濁らせる欠点豆です。発酵一つをとっても様々です。体に良い物や、不快になるものまで、たくさんです。人の知恵は底知れぬ深さがあるんだとナタデココを食べたことで考えました。ちょっとしたきっかけで深く考えてしまいましたが、私の頭の中が発酵してしまったら、果たして優しいものなのか、厳しいものなのか…
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