雲の中の月に
夜は今だ天の川が頭上に流れ、昼間の月は雲に浮かんで見えます。夕焼けは赤色から桃色、紫色へ変わり、その頃には際立って虫の音が聞こえてきます。風鈴の音は今では少し涼しくなりすぎで、自然と虫の鳴き声が温か味を帯びてきます。
この環境は一つの恵みであると感じています。この中で生活をしながら、コーヒー作りに励んでいるのはどうしようもなく心地良いです。
決して条件のいいお店ではありません。立地など考えると眠れなくなります。それでも代え難い環境があります。たとえば、最近ではアブなどが少なくなってきたので、店内の窓を全て開けてみると盛大に蝉の声が降ってきます。この中で本を読みながらコーヒーを飲んでいると、ある種、包まれた感じがします。…全くの私見ですけどね。
環境がコーヒーの味に影響を与えることとは違って、雰囲気作りに一役も二役もかっていると思います。何を呑気なことを…と、頭を抱えてしまう日もありますが、それが後々になって捨てがたい存在として私を包んでいます。
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コメント
nao様コメントありがとうございます。
ご来店された後にコメントを読みました。とても嬉しい言葉を頂いて感激しております。一言お礼を申し上げたかったです。ロハスに感じてもらえるなんて嬉しい限りです。この先も期待に応えられるように努めます。
25年前の味に勝ることを続けていくこと、日々精進します。この先も楽しみにしていてください、また会いましょう。
ありがとうございます。
投稿: gita | 2006年9月 8日 (金) 22時13分
一周年おめでとうございます。
早いものですね。妻があんどなうでお店を見つけて、迷いながらおいしいコーヒーにたどりついたのを思い出しました。
深煎りストレートの味は学生の頃神保町で飲んだモカより格段おいしく、私の中では一番です。(25年も前と比較するのはおかしいですね。とにかく久しぶりの感動でした。)
できればそのまま気取らず、飾らず、私にとってロハスなスタイルを感じられる場所であってほしいものです。(ロハスなんて普段絶対使わない言葉を使ったけれど、間違ってますかね使い方?)
投稿: nao | 2006年9月 8日 (金) 11時28分
ridetrip様コメントありがとうございます。
宿泊ですか、それは大いに楽しそうです。私が感じる雰囲気とご来店くださる方々の感じ方を巧く融合させるのも課題の一つです。いつかそんな機会がありましたら、ぜひ宿泊プランでセミナーを…どんなセミナーだ?(笑)
投稿: gita | 2006年9月 4日 (月) 02時13分
おおいにありえることだと思います。本質的な味と、脳が感じる味とは違うのだと思うから。雰囲気は脳を物凄く揺さぶると思う。だから、あの隠れ家的雰囲気の中で一時を嗜むと言う行為が、+αをかもし出しているものと思う。
いいんじゃない、カフェジータ。僕は、宿泊してみたいなんて思います。なんて。
投稿: ridetrip | 2006年9月 3日 (日) 15時23分