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2006年10月 5日 (木)

カップの底に残るもの

 久しぶりの更新です。だいぶ怠けていました。

 たまにはコーヒーのお話でも書きましょうか。どうもこのブログはコーヒーのことが少なすぎるのですから…。毎日コーヒーに囲まれているわけです、いくらか思うことを話します。

 遠い国の密林や広大な産地で燦々と陽を浴びて育った豆は、人の手によって摘み取られ、精製され、運ばれてくるわけですが、私の手元に届いてもその香りは緑色です。要するに青臭いといえばいいでしょうか。そしてほんのり完熟した甘酸っぱい香りも感じられます。硬く締まった小粒の青緑色の生豆は火を入れることで芳しく変化します。

 その青臭さから周知のコーヒーの香りに変わるまで、様々な化学変化を繰り返しながら完成度を高めていくことになるようです。生豆の香りが単に青臭いだけでなく、甘酸っぱい香りも含まれていると先ほど書きました。その青臭さにも、それぞれ特徴があります。それは些細なことかもしれませんが、それもロースト後の香りに大いに影響していると思うところがあります。裏付けしたものがある訳ではないのですが、青臭さはやはり鮮度の指標になると思います。完熟した香りも同様です。

 瑞々しい香りを出すには鮮度が必要です。最低限これだけがあれば香りは力強く放っていると感じています。豆の生気が薄くなると比例して単純な香りになってくるのです。さて、その違いとはどれほど大きなことなのでしょうか。

 両者はコーヒーの香りに違いないのですが、やはり比べると面白いですね。たとえて言うなら鮮度の良い生豆から生まれるのはフルーティな香りです。大袈裟に言うとコーヒーっぽくないと言えるかもしれません。が、本来のコーヒーの香りとはこちらであると言えます。

 そして飲み干したカップの底にもその残り香が…。冷めてしまえば香りも変わります。しかし、残り香を楽しむのも日暮れが早くなった秋には、深呼吸するように一心地つかせてくれます。

Shain

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