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2007年2月

2007年2月27日 (火)

玄関先で。

 配達先でおつりを頂く時に、夕暮れが…それはもう、美しく見えました。

 毎週月曜日はコーヒー豆の配達に出掛けています。お客様の職場やご自宅に伺うのですが、ここ最近は色々と頂いてしまいます。それは、たとえば漆塗りのお箸であったり、畑で穫れたリンゴであったり、お菓子であったりと様々ですが。なんだか、嬉しくなってしまいます。こんなことを書くと、いかにも物欲しそうな顔をしているようですが、決してそんなこともなく、キリリとしているはずです。

玄関先で世間話に花が咲いてしまう日も多いですが、時にはお客様の仕事風景を見せてくれる時もありました。お茶を飲みながらここでも花を咲かせてしまったり。私にとっては社会見学そのものです。仕事に対する誇りを感じます。それは私に強い刺激となって返ってきますから良い勉強になります。

 誰しもアーティスティックに生きる術を持っているんだと、感心させられます。いつだったか、「馬車馬のように働いて泥のように眠る…」と友人と話したことがありました。自分の未来を想像してのことだったのでしょうか、明るい光を想像できなかったのかも知れません。絵や写真、音楽だけがアートではないと思うようになりました。

配達先での会話からたくさんの刺激やヒントをもらっています。一方通行な思いではありますが、感謝しています。

Yugure

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2007年2月24日 (土)

春は海、

 先日入荷したブラジルが大好評です。

 海へ行ってみました。海で散歩です。貝殻を拾いながらひたすらに歩きました。途中、川に出くわし対岸に渡るのに一苦労をしてみたり、流れ着いたボトルなどを暫く蹴りながら歩きました。海はこの上なく気持ちよく、日頃の小さく積もった塵や埃を吹き飛ばしてくれるようです。行ったり来たりと砂の上に縦横無尽に足跡を残してきました。

Sea_2

 2月といえばまだまだ寒い季節のはずが今年はもう春模様です。思わずタンポポなどは咲いていないかと、辺りを見回してしまう陽気です。花はまだ咲いていませんでした。けれど、鳥の白い羽が砂に埋もれヒラヒラと揺れています。その数が多いもので、まるで白い花が咲いているようです。頭の中ではスンスンと春の匂いをかいでいましたので白い羽も一輪の花に思えてくる幸せ者です。

White_2

 夕方4時半を過ぎる頃には、風は冷たくなり冷え込んできました。夕日は綺麗かなと、期待をして波打ち際で鼻水を垂れていると空はオレンジ色に変わり、あっという間に沈みました。夕日が沈んだ後は静かな色でしたけど、それを忘れないように1枚撮りました。

Pink_1


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2007年2月22日 (木)

うれしいこと

 写真を頂きました。それは私が撮ったものです。

 少し前のこと、私の写真を一緒に見る機会があり、気に入ってくれた写真を差し上げました。便利になったものです。昨今はデジタルですからメールやUSBメモリなどでも簡単に渡すことができます。

大きく引き伸ばされた写真は、その方の玄関に飾られていたようです。そして、お店に飾ってくださいな、と頂きました。自分の写真が大きく引き伸ばされて額の中に収まり飾られている様は言葉に代えがたい嬉しさと恥ずかしさを感じます。手を離れたものが店内の装飾に姿を変えて戻って来たのです。自分がしたことではなく、人の手によってのところが見過ごせません。

…何ぶん勝手にはしゃいでいますが、オテヤワラカニ。

Photo_1

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2007年2月20日 (火)

美味しいということ…は?

 新しくブラジルの生豆が入荷しました。

 濃厚なフレーバーに酸味と苦味、コクのバランスが非常に良いコーヒーに出会えました。きれいな後味はもう一口につながります。

Brasil_fazendadosertao

 美味しいというのは、どんなことなのか。今更ながらに考えています。この豆のように、もう一口飲みたくなることかも知れません。香りや味には好みにより一概には言えませんが、美味しさを行動に置き換えるならばそんな衝動でしょうか。


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2007年2月16日 (金)

情緒纏綿

 横手市の「かまくら」を初めて見に行きました。今までどうにも都合を付けれずにいたり、過ぎ去っていたり、または気にならないでいました。しかし、ここ数年前からどうしても見てみたい気持ちでいっぱいでした。

あいにく、天候には恵まれず吹雪。非常に寒い。ここ最近は暖冬に甘えていましたからこの吹雪では出不精になります。かまくらが並んでたくさんの人が写真を撮ったり、中に出入りしています。道路を走りながらそれが見えました。私が想像していた「かまくら」は静かな佇まいであって、住宅地の通りにコンモリと大きなかまくらがあり、その中では子供たちが賑やかに過ごしている…

そんなものを勝手に想像していたものですから、大通りに面したかまくらではなかったのです。ウロウロと車を走らせると、想像していた景色に出会いました。

Kamakura

 冬の厳しさもひと時の楽しみによって少々休憩できます。仲間内で集まり、厚着をしてお酒を飲んでいました。「写真を撮らせてください」と声をかけると、「もちろんです。」と快くお返事を頂きました。かまくらは土地に染み付いているんだなと、嬉しくなった次第です。

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2007年2月14日 (水)

珈琲を飲みながら…

 春一番が吹いたとか。

 南風に乗って春がやって来る、と思うならそろそろ春でしょうか。関東などでは初雪前にこの風が吹いていたようで、暖冬と頷けます。こちらはというと、やはり暖冬でしょうね。積雪量は昨年に比べ心配するほど少ないものです。除雪を手抜きしても午後には雨や気温でそろそろと水に変わってしまいます。

 今日は一日中が雨でした。強風はここでは吹いていなかったので、その春を感じていません。明日から天気が崩れてきそうなことを聞きました。朝、目が醒めると真っ白ということもあるかも知れないですね。そうなるとなかなか春が見えてきません。

…と、グズグズ思っています。

Caffe_03

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2007年2月10日 (土)

コラボレーション

 昨年末、生豆を保存する木箱を作ってくださいな、と頼んでいました。そして年明けすぐに作りましたよ、と連絡を頂きました。

Beans_box

 私は予算を多く持ち合わせていないので、彼にやり甲斐のある素材提供はできませんでしたが、それでも快く引き受けてくれました。出来上がりにはとても満足していますし、また評判も良いです。生豆の保存は意外と神経を使うものです。できるなら、定温保存・湿度管理などを念頭に入れたいのですが、なかなか難しいものです。この木箱には通気性を考えて数カ所に穴を開けています。蒸れてカビが生えたりなどないように。今時期の冬場などは特に乾燥にも注意が必要です。箱の蓋もしっかりとシットリ閉められます。

 彼は私のお客様です。少し距離はありますが、時間を見付けコーヒーを飲みに来てくれます。話に花が咲いてしまうと所謂、実がなります。それは今回こんな形として現れました。私など、1人でお店作りをしてもおおよそ範囲が知れています。けれども、協力してくれる誰かが入るならそれは未知数に思います。上手に書けませんが、お店にお客様が関わったものがあるとどこか心地よく感じています。

 

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2007年2月 5日 (月)

帰りました

 出張から戻りました。

 今回の出張は神戸に行き、コーヒーセミナーを受講してきました。眼から鱗が落ちてくることを知る経験になりました。まだまだ未熟であることを再確認したこと、今のコーヒーがまだまだ美味しくなること、スキルアップなど…etc. 内容が色濃く頭の中で咲いています。

 前日に数件のコーヒー屋さんを巡り歩き、美味しいコーヒーを存分に吸収してきました。同じ豆であること、こんなにも香りや味に変化があるのは興味関心を揺さぶります。人柄がコーヒーの味に滲み出ているようで…と書けば、それはどういうことなのか?しかし、残念ながらスッキリと答えられません。それは、口当たりや鼻から抜ける香りなどと、濁しておきましょうか。

 コーヒーとは懐の深い飲み物です。何よりも素材ありき。これをなくしては何も生まれて来ないように思います。そして明確な判断と自信、素直な技術、それを伝え広げる能力。バランスの整うお店にしていかなければなりません。

 日々努力。

 私を快く迎えてくださった皆様方へ、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。またの機会を楽しみにしております。

Caffe_02_1

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2007年2月 4日 (日)

留守ではありますが…

000010

いつかの写真でも。

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