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2007年11月

2007年11月30日 (金)

中野 修一 絵画展

 本日は絵画展のお知らせです。しかし、お店でで開催する個展ではなく、場所は京都です。ここからは大変遠い場所での個展だということを予め書いておきます。

 私が住む街にもこんな素敵な方がいらしたことを大変喜ばしく思います。ご来店されてたくさんのお話を聞くことができ、とても充実した時間が過ぎてゆきました。絵画に関しては全くの素人の私の質問にもご丁寧に返答してくださいました。特に興味深かったのが、『写真の一瞬と、絵の一瞬…』。楽しいお話しをありがとうございます。私は残念ながら行くことが出来ませんが、過去の作品集を贈呈して頂きました。お店に置いてありますので、どうぞご覧になってください。明後日には準備のため出発とのことです。どうかお気を付けてください。

 お近くの方は是非とも足を伸ばしてみてください。

 

中野 修一 絵画展
 12月5日〜10日 am11:00 - pm7:00
 ■アートギャラリー北野
  京都市中京区三條河原町東北角コーカビル2F 075-221-5397

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2007年11月28日 (水)

雪もずいぶん消えました。

 すっかり日が短くなりました。午後3時半を過ぎると影が長く伸び始めます。店内はこの季節、西日がスパッと切り込んできます。赤みを帯びた光で何とも綺麗なものです。

 コーヒーを美味しくいれるコツはあるんですか?と聞かれることが多々あります。コーヒーを美味しく飲むためには、いくつかの美味しくする要素があると思います。調べるといくらでも出てくると思いますが、簡単に言いますと『鮮度の良い豆を飲む直前に挽く。』これだけで粉にしてある豆を買ってくるよりも数段の違いを感じられます。それは、香りの違いだったり後味の感じ方など。確かに手間がかかりますが、その分の美味しさと引き換えにです。そして、今まで出会えなかった香りや甘味も感じることが出来るはずです。

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2007年11月27日 (火)

ふと青い空

 お客様と色々なお話しをします。それはコーヒーのことはもちろん、写真や旅行などお話しで盛り上がります。今日は同い年のお客様が私と同じようにと言ったら失礼かな?好きなものが似ている方でした。ついつい私の話しも長くなり、私は楽しいひと時を過ごしました。

 また閉店間際、温泉に行ってきたよとお土産を持ってきてくれた方もいました。やはり、とても嬉しいことです。私もどんどん美味しいコーヒーを提供していかなければいけません。よく会話をするお客様にはその時の気分に合わせたコーヒーも決めやすいですし、それはコミュニケーションがあるからこそです。

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2007年11月25日 (日)

天気が良くて

 大雪と各地で11月の積雪では平均を越えていたと聞いたのも嘘のようにお天気でした。気温もあがり店内の薪ストーブの手伝いもあり上着を脱いでも寒くない、そんな心地よい日でした。遠方からのお客様も近所のお客様もたくさんご来店くださいました。たくさんの方にコーヒーを飲んで頂けることは何よりも嬉しいことです。ありがとうございます。

 夕方過ぎは気の良い友人が来店され、まったりとコーヒーとおしゃべりで過ごしました。仕事とは言え、コーヒーを飲みながら話しに盛り上がることはお酒の弱い私には楽しいひと時です。

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2007年11月24日 (土)

忙しい天気

 陽がさして気持ちいいなと思えば雷が響き、雨かと思えば雪が降ってくる。また雪だとうんざりしていると雨に変わったり。まったく忙しい天気です。

 新しく豆が届きました。まだ焙煎はしていませんので、詳細は後日書きます。楽しみにお待ちください。

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2007年11月21日 (水)

もう大雪か

 いくら何でも降り過ぎだと思うのです。初雪もぼやけて融ける間もなくこの有様。郵便配達の方も仕事とはいえこれでは厳しそうです。それでもバイクなんですね。すごい。

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 感心している場合ではない。先程、外に出て見ると雪は30cmを越えている。雪かきをしなくては…むぅ。

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2007年11月20日 (火)

寒さをしのぐ

 初雪にしては久しぶりに積もってしまったような気がします。タイヤ交換は車をお世話してもらっている人に我侭を言い、お願いしました。タイヤ交換を急がせた分、雪が融け始めると申し訳なさも芽生えてきた。

 お店の周辺は雪をかぶり冬ごもりの体制。寒さをしのぐものか、されるがままに過ごす。私はそれに逆らい部屋を暖める。人は動けるんだと。待つのか行くのか、選べる喜びと悩みは尽きない。根を生やして仕事すること、生活、それがどんなものかを今更ながら感じること。年を重ねるたびに…年とったな(笑) いやいや、まだまだ。

そうこうしていると今日は焙煎が楽しかった。とうとう降ってきた雪に気を重くしていた私には嬉しいことだ。何が楽しかったっていうのは伝え難いかも分からないですが、焙煎される豆の様子が何時もより鮮明に感じ取れたのです。それは私にはとてもプラスなことですもの。

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2007年11月18日 (日)

雪が降りました。

 とうとう雪が降りました。お昼過ぎからは大きくフワフワと雪が落ちてきました。今は若干の吹雪です。…タイヤ交換してない。

 こんな日になると、店内のストーブにお客様は笑顔になりストーブを囲んで珈琲を飲んだりしています。そこに私も混じってお話しをします。この季節ならではですね。火を囲み楽しくお話を聞く。ついつい珈琲のお話しも、そうでないお話しにも花が咲いてしまいます。外は枯れ模様でも店内はたくさんの花が咲いています。

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2007年11月16日 (金)

雨か雪か…

 今朝、焙煎しようとスイッチを入れると釜の中の温度は5℃と出た。どうりで寒いはず。ふと窓越しに目を向けると、雪らしきものが落ちてきた。ミゾレかな。静かな夜だけど何だか妙な感じで、朝には雪が積もって目に眩しい。そんな日も間近に来ている。

 お客様を見送りがてら外へ出ると、やっぱり寒い。目の前の柿の木もすっかり葉をなくしている。そうこうしている内に手先が冷たい。お店に戻り、ストーブに手をかざす。パチパチと音を立てながら燃えているストーブはこんなとき頼もしく感じてしまうんだな。あっという間にポカポカだもの。

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2007年11月14日 (水)

チャフ

 コーヒー豆を焙煎するとチャフがたくさん出ます。『チャフ』というのは、簡単に言うと生豆の薄皮と言えば良いでしょうか。このフワフワとした薄皮、私は薪ストーブの焚付けに使っています。結構な勢いで燃えてくれるので、重宝しています。しかし、難点は煙突内に付着する煤が油脂分を含んでいるせいもあって詰まりやすいことです。けれど、近頃の灯油の値段を考えると、そんなことも言っていられないですね。

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2007年11月12日 (月)

天女

 本日はコーヒー豆の配達の日。朝から降り続いている雨は日中の気温をいくぶん暖かく感じさせます。しかし、敷地内にある大きな唐松の葉は黄色に染まってきました。

 お客様のご自宅へ豆を届ける際に時間があれば少しでもお話しをしたりしています。コーヒーのことはもちろん、農作物の出来具合、お仕事の話し…など。今日は以前にカメラのことを聞いてくれた方と少々のお話しを楽しんできました。何分、趣味の範囲内でのお話しでしたので、少しでもお役に立てれば幸いです。帰り際その方に甘柿を頂き、そしてとても素敵なものを見せてくれました。

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2007年11月10日 (土)

お知らせ

 申し遅れておりました。

明日、11月11日(日)は結婚式出席のためお休み致します。

よろしくお願い致します。

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手網で焙煎

 お店を始める以前のお話しになりますが、鍋で50gほどの生豆を一心不乱に焼いていた頃がありました。コーヒーって何だろう?と、迷宮入をしたのかも知れません。美味しいコーヒーを作りたい一心で毎日暇さえあればガスコンロの前でひたすら鍋を振り続けていました。このおかげでフライ返しが上手になりました。しかし、美味しいコーヒーとはどんなものかを比べるものはコーヒー屋さんで買ってくる豆でしかなく、『良い悪い』は『美味しいか不味いか』の影で見えていなかったのでしょう。

 今ではより良い豆を入手できることができるので、買い付けに飛び回っている方に感謝です。おかげで良質な豆を焙煎することが出来ます。そして、本当に美味しいコーヒーを提供できるように心がけています。なぜこんなことを突然書いたかというと、先程少々時間があったので手網に生豆を一つまみ入れて焙煎してみたんです。おもむろにとった行動は生豆が発する香ばしい香りで一気に記憶を遡ってしまいました。私自身がそれにビックリしてしまいました。懐かしさもありました。それよりもその頃疑問に感じていたことや出来なかったこと、コーヒーのことを何も知らないで焙煎していた自分が蘇ってきました。その自分がそれでも続けてきたことで今が在るものだとしみじみに感じました。そしたら少々の自信が持てました。何でも続けることは困難が伴います。どんなに挫けていてもたまに雲間から見える陽射しのように気を良くして回復し、また壁に突き当たるまで体力を付ける。満足など仕事においては考えない方が良いのでしょうね。続けなくなるでしょうね。『継続は力なり』よく言ったものです。今日はコーヒーの香りで救われた自分がいました。

 話しはかわって…
 宮城県からお越し頂いたお客様。コーヒーを飲みながら写真について、カメラについての話しに花が咲きました。このブログを楽しく拝見してくださっているようでありがたいことです。写真も褒めて頂いてデレデレの私は上手く話せたか分かりませんが、これから写真をもっと楽しみたいとのことです。美術の先生をされている方で絵を描かれています。きっと写真だって面白いものを撮るのでしょうね。お客様と話していて気付いたことがあります。それは、技術を磨くよりも楽しい撮影をすること。それが技術を磨くことに深く結び付いているからと思いました。写真だけじゃありません。コーヒーの仕事もそうでなければ、と強く思いました。

 しかし、こんな先生に教わる生徒さんはうらやましいな。

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美味しくいただきます

 友人から『魚を送りました』と。大きな箱を開けてひるんだ。70cmを越えるスズキをはじめ、卵がぎっしりのカジカ、鮮やかなホウボウ、大きなカレイ、カワハギ…。こんなにたくさん送っておいて『連絡は不要です』ときた。まいった。

 焙煎を終え、久しぶりに包丁を握る。実は私は料理が好きなんですよ。どれもこれも美味しそうな魚はどう調理しようか頭の中でグルグルと考えながら、錆た出刃包丁で奮闘してしまった。捌き終えたら手先は知らぬ間にぶさぶさだ。そして頬には鱗。

 今日の晩ご飯が楽しみでならない。K君、ごちそうになるよ。ありがとう。

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2007年11月 8日 (木)

夕方から雨風強く

 今日は定休日。どこへ行くでもなしに、大人しく考え事でもしてみようかと、つまらないことをのんびりと考えながら読書をしたり、コーヒーを飲んだり。夕方近くからは雨風が強くなり、雷少々。そのせいか、道路などは落ち葉が一面に散らばり雨に濡れて光っている。きれいな落葉。雨の音が激しくて豆の爆ぜる音が聞き難い。そんなこんなで焙煎終了。

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2007年11月 7日 (水)

銀杏ノ葉

 お店の裏側を少し降りたところの池の傍で、ひっそりと銀杏はきれいな黄色になりました。それに気が付いたのはつい先日のこと。窓の外が妙に明るく見えたので、よく見ると西日に照らされた銀杏の木があったのです。気を良くしてカメラを向け、2枚撮りました。

 ズボンの裾にたくさん草の種がまとわりついて離れない。銀杏を見に行った時にくっ付いてきてしまったものか。この子たち、手で払うと向きを変えるだけでいっこうに落ちない。指で摘んでみると今度は指から離れない。反射的にズボンに擦り付けてしまったら、また裾へ戻ってしまった。密やかな戦い。この時期の草むらはペタペタくっ付く種が多いのでしょう。今更ながら植物の生き抜く力や知恵には感心する。無言にして諦めない。よし、見習おう。

 さてこれから焙煎だ。

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2007年11月 6日 (火)

もみじ

 椛が一つ。風に運ばれてきたのか、誰かが置いていったのか。

 昨日の配達途中に見えた鳥海山は雪景色でした。夕暮れには白鳥が編隊を見せてくれます。今日は久しぶりにグァテマラを深めにローストしました。濃厚で甘味を思わせる香りと柔らかい苦味、奥行きのある味わいはこの豆の高いポテンシャルが伺えます。気温の下がってきたこの季節にぴったりに思います。コーヒーは、単にコーヒーとしてでなく、気分や食前食後はもちろん、その季節とも調和のとれるように飲めると美味しさは格段に広がると思います。それには自分の好きな香りや味わいなどに興味を持ち、目を向け触ることです。差し出されたもの全てが自分に合うことはそれほど多くはないものです。

 私は食前食後にかかわらずよくコーヒーを飲みます。たとえば、パスタの後には深煎りのケニアを飲みたくなったりします。たまにはコーラやサイダーなど炭酸飲料だって欲するときもあります。そんな時は自分の飲みたい物が何より美味しいです。要は、自分の好きな味をたくさん持てることが、楽しく悩め、おいしい食事になるのではと思います。食欲の秋、もう遅いかな。

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2007年11月 4日 (日)

晩秋の暖かみ

 11月に入り、日中は随分と気温が下がりました。今はもうめっきりと少なくなったトンボがパタパタと力なく飛んでいるのを見ると、冬の準備を始めなければと思ったりしています。店内の窓から光がスパッと入り込むと柔らかい温もりに包まれます。窓の隅にはてんとう虫が冬眠の準備。暖房のいらないこの数時間は今のうちだけですね。

 今日は妙に忙しく動いていた。次から次へと珈琲をいれ、豆を袋に詰めたり、発送の準備に追われていた。お待たせしてしまったお客様、ごめんなさい。たまった洗い物を片付けながら反省をした。もっと要領よく動けないものかと… 珈琲は丁寧にいれたい。せめて生豆の厳選から焙煎、抽出まではしっかりと責任を持ちたい。いやいや、それは当然だ。 と、反省の塊になっているのでした。

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2007年11月 2日 (金)

ロバのハナ

 『ちょっと寄ろうかなぁ』と朝に電話がありました。久しぶりに聞く声は何だかとても懐かしく思えました。北海道で仕事をいていた頃、私にカヌーやカヤック、あれやこれやを一生懸命に教えてくれた言わば師匠のような人。朝方に青森港に着き、大館付近にいるとのこと。岩手県に入るか、秋田県に入ってみるか、それならコーヒーを飲むついでに顔でも出そうかと電話をかけてくれたそうで。もちろん、『是非とも。』

 釧路ナンバーのトラックにはカヌーとカヤックが数艇くくり付けられており、荷台の中には『ウマとロバ』…。相変わらず大したものだと感心しながら、好きなコーヒーをごちそうした。会話といえば縦横無尽に広がり懐かしい話しに、こんなことがあった、そうだったのか、など尽きない。せめて温泉くらい行こうと誘ってみると『彼らのことが心配だから…』。

 以前からそうだったな。優しさだけは溢れている。突拍子のないことを始めたり、無骨なことでも妙に繊細な気持ちがあったり。動物や植物にこと優しかった。とうとう2時間もしないうちに帰ってしまった。

 帰り際に1枚のCDを私にくれました。そういう事をされると妙に寂しくなるじゃないの。コーヒーがナントカカントカと言っていたな。今日はこれを聞きながら焙煎してみようかな。

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