中南米_09
パストレス精製工場からアカテナンゴへ移動。車内にはとよとみ珈琲の豊富さん、Enzo Cafeの西野さん、商社勤務の大浦さん。豊富さんは情熱的に。西野さんは私の揚げ足取り。 大浦さんは落ち着いている。西野さんの揚げ足取り攻撃をヒラリと交わしながらアカテナンゴが近くなる。火山が大きく見えてきた。
一度市街へ向けて走る。
山間部突入。デコボコカーブの連続もヒラリとかわす。
絶壁だってかかってこいだ。
こんな花も咲いている。何て花だろね?
七面鳥だって歩く。
火山が目の前に聳える。
とことん悪路を走り小さな精製工場を見に行く。
岩から染み出した水で地面はグチャグチャ。花が這い付くように咲いている。
洗濯物はこのように盛大に干されている。何かの旗のように揺れている。
精製に必要な綺麗な水がたくさん。期待高まる。
農園主は4輪バギーに乗って土煙を上げる。土煙が酷いものだからゆっくりと付いていく。既に姿無し。
完熟したコーヒーチェリー。一見、葉っぱも落ちて頼りない枝に実った実だが今までにないほど甘い。
見事に完熟している。早くカップしてみたい。
緑から赤までカラフルな実を付けている。もちろん完熟だけを摘む。
コーヒーの実を摘むピッカーさんが荷物を背負い歩いてきた。袋にはパンパンにコーヒーが詰まっていた。どれほどの重労働だろう。子どもだってまだ小さい。泣きながら歩いてきた。人は優しく強いのだ。ここでは大人も子どももコーヒーの仕事をしていた。コーヒーの影には誰かが泣いたり笑ったりするものかと感じた。コーヒー1杯の中には香りや味わいだけでなく、こんな景色だって入っているんだな。
| 固定リンク
「産地訪問」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
Enzo様コメントありがとうございます。
やはり人が写り込んでいる写真は心も動きますね。多くの見えない人たちがコーヒーを支えているという現実がそこにあり、今までは分かっていても考えたことは少なかったと思いました。そういう気持ちは忘れません。
投稿: gita | 2012年3月11日 (日) 13時32分
最後の写真は、感動しました.
決して豊かではない暮らしの中に、僕たちには計り知れない幸せがある.
何でもありすぎる毎日に慣れた僕たちには、決して味わう事の出来ない幸せが・・・.
豊かすぎること=幸せすぎることでは無い.
身近な幸せにすら気付かず、感謝出来ない僕たちに、このコーヒーを飲む資格はあるんだろうか・・・.
グアテマラを訪れて、そんな気持ちになりました.
投稿: Enzo | 2012年3月10日 (土) 01時27分