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2012年3月10日 (土)

中南米_10

 アカテナンゴの農園から一路グァテマラシティへ戻る。グァテマラシティでは商社にてカッピングをする。今まで訪問してきた農園のコーヒーもカップできるとのこと。これは楽しみだ。
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山道から大きな道路へ戻る。揺れが少なくて快適。景色には生活が写り込む。

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学生たちの下校時間かな。多くの小中学生が歩いている。

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グァテマラシティ到着。昼食をとり輸出商社へ向かう。昼食はもちろんトルティーヤとステーキ。

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カッピングルームは思ったより狭い。しかし広さよりもコーヒーだ。

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カップの中にあるコーヒーの粉を確認する。お湯を注ぐ前のドライの香りをチェックする。大人しい香りもあればむせ返るような強い香気もある。

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サンプルローストされた豆と生豆を確認。西日が心地良い。

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日本で見る生豆よりも水分が多いように感じる。綺麗な豆。

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酸の質を確認できるようにサンプルローストはかなり浅め。

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お湯を注ぎ待つこと4分。表面に浮かぶ粉をスプーンで割る。立ち上る香りを深く吸い込む。そして3度ほど撹拌する。

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じっくりと香りに注意して確認。表面に漂う粉をすくい取る。

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スプーンですくい、口の中へ霧吹き状に勢いよく吸い込む。香りや酸の質、キャラクターを感じ取っていく。コーヒーの温度が下がるにつれて様々に変化していく。皆一様に真剣になる。当然だ。自分の感覚を信じること、イメージを膨らましていく。もやもやした奥に少しずつ輪郭が見え始める。

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カッピングしながらお店で出しているコーヒーのことを思い出していた。何だか仕上げだけしか出来ていなかったなと思った。お店に届いたコーヒーから自分でイメージを作ってきた。でもその前に多くの通過点があった。ここカッピングルームより前からコーヒーだったわけだ。なるほど、そういうことか。庭先栽培で整備されていないコーヒーは素晴らしく良かった。また、綺麗に管理された農園のコーヒーも実に良い。これには正直驚いていた。ここで行なったカッピングは全てブラインドによるもの。評価後にどこのものかを知らされた。ますますコーヒーが不思議になっていく。今夜はグァテマラ最後の夕食。日本料理屋さんへ向かう。天婦羅やお刺身などを頂く。ビールでふらつきながらも、『あの香りがあの農園か、そしてあの味があそこか…』明日からはコスタリカ。早朝に空港へ向かうからアラームは午前4:00にセット。

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