2012年3月
2012年3月30日 (金)
2012年3月29日 (木)
ラジオです。vol.4
私事でありましたが2日間お休みを頂き大変ご迷惑をおかけ致しました。明日3月30日(金)AM10:30頃よりFMゆーとぴあ『キラキラブログ探訪』のコーナーに登場致します。今週で今回の4週連続は最終回になります。明日もどんなお話しになるのか分かりませんが楽しみです。ラジオから戻り次第営業を致します。予めご了承ください。
2012年3月27日 (火)
臨時休業のお知らせ
本日、3月27〜28日は臨時休業させて頂きます。どうかご了承ください。
■3月27〜28日 臨時休業
尚、インターネットからのご注文は随時承っておりますが、発送は3月29日より行ないます。お届け日のご指定の際には3月31日以降をご指定くださいますようお願い致します。
2012年3月23日 (金)
2012年3月21日 (水)
中南米_12
さて、コスタリカへは気持ちよく入国できた。ここまで散々に質問攻めやらカメラのレンズかおかしいだのと、イミグレに嫌気がさしていたものだから大変嬉しい。『君の名前は?』と聞かれ答えたら満面の笑みを浮かべて『Welcome to Costa Rica !!!』とパスポートを返してくれた。何だろこの違いは?
空港を出ると燦々と降り注ぐ太陽。出迎えてくれたのはアテンドしてくれるラファエルさん。すぐさま車に乗り込み農園へ。
眩しい。コスタリカの第一印象。
気が利いて情熱的なラファエルさん。お世話になります。
さっきまでのグァテマラとはまた違うのね。天気のせいもあって爽やかさが漂う。
陽射しは強烈だった。帽子はあった方が良いと言われていたのだけどスーツケースの中だ。
街のスーパーでミネラルをーターを買う。道中喉が渇くし暑いので常備品だ。
精製工場へ案内される。振り返ると穏やかな景色があった。
パーチメントを丁寧に撹拌している。
発酵層に入ったコーヒーチェリーの処理を少しだけデモンストレーション。甘酸っぱい香りが周囲に飛び散ってきた。少しワインにも似た香りだ。
工場内に入り設備の説明などを聞く。グァテマラで見てきたものに比べて近代的。
そして付近の農園へ。土の色も少し違うな。
綺麗な赤い色をした実がなっている。
農園主。シャツの胸元には『Japan』の文字が。
ここでも家族でコーヒーを収穫している。大人も子どもも。コーヒーはこうして多くの人たちが関わり作られている。知らなかったわけではない。もちろん知っていたはずだった。でもどうだ?この感覚と感触は。温度や湿度、人の声っていうのはコーヒー豆からじゃ分からなかった。
2012年3月15日 (木)
中南米_11
先日の3月9日(金)にFMゆーとぴあでラジオの生放送で今回の出張のことをお話ししてきました。明日は収録分ですがAM10:30頃から『キラキラブログ探訪』にて2回目の放送があります。お時間が合いましたらぜひお聴きください。また、ネットからでもサイマルラジオや、ツイキャスでの動画配信や録画されたアーカイブからも見ることができるようです。
さて、グァテマラからコスタリカへ向かいます。あっという間のグァテマラだったわけですが、異国に触れた自分の気持ちはこの先もその温度や香りを保ち続けるのだろうと感じていました。
朝4時にアラームをセットしたのだけど、やっぱり10分前に起きた。シャワーを浴びたりスーツケースの整理、少し寛ぐ時間もあった。そしてホテルのロビーへ集合。
ホテルの送迎バスで空港へ。少し空が白み始める。
少し外へ出てみる。グァテマラの国旗が風に揺れていた。また来よう。
あの飛行機だな?
グァテマラからコスタリカまではビジネスクラス。広々とした座席が嬉しい。しかし、日本で言うところのプレミアムクラスといった感じかな。つかの間の贅沢だ。
いよいよ出発だ。コスタリカはどんなコーヒーが見れるのだろう。空からの眺めに興味津々。
コスタリカー!
2012年3月11日 (日)
ラジオです。
先日の金曜日に湯沢市のFMゆーとぴあに生放送で今回の中南米視察のことをお話ししてきました。そして今月は毎週金曜日am10:30くらいから放送している『キラキラブログ探訪』というコーナーで搭乗させて頂くことになりました。嬉しいですね、こういうのも。そして勉強不足でしたがTwit Castingというtwitterと動画配信がされておりまして、リスナーさんたちは映像を見ることが出来ます。これがなかなか恥ずかしい。しかし、遠方の方達にも声だけでなく放送中のライヴ感もお伝えできるので面白いかも知れませんね。ということで、次の金曜日も放送がありますのでよろしかったらお聞きください。話が脱線して違う方向へと進むことが多い私ですが、大目に見てあげてください。でも次回だけ都合が合わなくて収録です。先日は放送後には思いもよらず反響がありました。本人がびっくりですが・・・ ありがとうございます。
2012年3月10日 (土)
中南米_10
アカテナンゴの農園から一路グァテマラシティへ戻る。グァテマラシティでは商社にてカッピングをする。今まで訪問してきた農園のコーヒーもカップできるとのこと。これは楽しみだ。
山道から大きな道路へ戻る。揺れが少なくて快適。景色には生活が写り込む。
学生たちの下校時間かな。多くの小中学生が歩いている。
グァテマラシティ到着。昼食をとり輸出商社へ向かう。昼食はもちろんトルティーヤとステーキ。
カッピングルームは思ったより狭い。しかし広さよりもコーヒーだ。
カップの中にあるコーヒーの粉を確認する。お湯を注ぐ前のドライの香りをチェックする。大人しい香りもあればむせ返るような強い香気もある。
サンプルローストされた豆と生豆を確認。西日が心地良い。
日本で見る生豆よりも水分が多いように感じる。綺麗な豆。
酸の質を確認できるようにサンプルローストはかなり浅め。
お湯を注ぎ待つこと4分。表面に浮かぶ粉をスプーンで割る。立ち上る香りを深く吸い込む。そして3度ほど撹拌する。
じっくりと香りに注意して確認。表面に漂う粉をすくい取る。
スプーンですくい、口の中へ霧吹き状に勢いよく吸い込む。香りや酸の質、キャラクターを感じ取っていく。コーヒーの温度が下がるにつれて様々に変化していく。皆一様に真剣になる。当然だ。自分の感覚を信じること、イメージを膨らましていく。もやもやした奥に少しずつ輪郭が見え始める。
カッピングしながらお店で出しているコーヒーのことを思い出していた。何だか仕上げだけしか出来ていなかったなと思った。お店に届いたコーヒーから自分でイメージを作ってきた。でもその前に多くの通過点があった。ここカッピングルームより前からコーヒーだったわけだ。なるほど、そういうことか。庭先栽培で整備されていないコーヒーは素晴らしく良かった。また、綺麗に管理された農園のコーヒーも実に良い。これには正直驚いていた。ここで行なったカッピングは全てブラインドによるもの。評価後にどこのものかを知らされた。ますますコーヒーが不思議になっていく。今夜はグァテマラ最後の夕食。日本料理屋さんへ向かう。天婦羅やお刺身などを頂く。ビールでふらつきながらも、『あの香りがあの農園か、そしてあの味があそこか…』明日からはコスタリカ。早朝に空港へ向かうからアラームは午前4:00にセット。
2012年3月 9日 (金)
中南米_09
パストレス精製工場からアカテナンゴへ移動。車内にはとよとみ珈琲の豊富さん、Enzo Cafeの西野さん、商社勤務の大浦さん。豊富さんは情熱的に。西野さんは私の揚げ足取り。 大浦さんは落ち着いている。西野さんの揚げ足取り攻撃をヒラリと交わしながらアカテナンゴが近くなる。火山が大きく見えてきた。
一度市街へ向けて走る。
山間部突入。デコボコカーブの連続もヒラリとかわす。
絶壁だってかかってこいだ。
こんな花も咲いている。何て花だろね?
七面鳥だって歩く。
火山が目の前に聳える。
とことん悪路を走り小さな精製工場を見に行く。
岩から染み出した水で地面はグチャグチャ。花が這い付くように咲いている。
洗濯物はこのように盛大に干されている。何かの旗のように揺れている。
精製に必要な綺麗な水がたくさん。期待高まる。
農園主は4輪バギーに乗って土煙を上げる。土煙が酷いものだからゆっくりと付いていく。既に姿無し。
完熟したコーヒーチェリー。一見、葉っぱも落ちて頼りない枝に実った実だが今までにないほど甘い。
見事に完熟している。早くカップしてみたい。
緑から赤までカラフルな実を付けている。もちろん完熟だけを摘む。
コーヒーの実を摘むピッカーさんが荷物を背負い歩いてきた。袋にはパンパンにコーヒーが詰まっていた。どれほどの重労働だろう。子どもだってまだ小さい。泣きながら歩いてきた。人は優しく強いのだ。ここでは大人も子どももコーヒーの仕事をしていた。コーヒーの影には誰かが泣いたり笑ったりするものかと感じた。コーヒー1杯の中には香りや味わいだけでなく、こんな景色だって入っているんだな。
中南米_08
アンティグアの夜も更け、気が付けば西野さんと深夜のバルコニーで語る。もう寝るかと言いつつもあと数時間しか寝れないじゃないか。シャワーを浴びベッドに潜る。セットしたアラームの5分前に目が覚めた。まだ暗い夜明けだ。
アグア火山に雲が少しかかっている。今日は晴れている。朝食までの間、ロビー周辺をうろうろしてみる。
何の花だろう。花は咲き乱れている。
この日の予定は、ここから少し離れたパストレス精製工場、アカテナンゴ方面の農園、グァテマラシティに戻り輸出商社にてカッピング。
パストレス精製工場。レンガが敷かれた上にパーチメントが広げられ丁寧に乾燥させられている。
摘まれてきたコーヒーチェリーはザザーッと。
果肉除去される。
果肉除去されたパーチメントは太陽を浴びる。
工場内では女性たちが欠点豆をハンドピックをしている。これまた丁寧な手作業。
カタコトで挨拶をすると素敵な笑顔を返してくれた。
こちらは男性陣が力仕事。袋詰めされた生豆を運び出したり、積み上げたり重労働。
工場裏でもパーチメントが広がっていた。
もくもくと作業が進む。コーヒーの世界を支えているのは一言でこうだと言えない。それに関わる人の生活があってこそだ。
陽射しが強くなってきた。ここからアカテナンゴへ向かう。
2012年3月 6日 (火)
中南米_07
宿泊地のアンティグアに到着。ここは世界遺産のようだ。石畳の道路をゴトゴトとゆっくりと車は走る。夕暮れにアグア火山が映える。美しい街だ。
車は低速走行でもずいぶん揺れる。揺れには慣れたぞ。
Casa Santo Domingo 石造りの修道院跡にホテルとなった。星5つ。
ロビーの雰囲気もかなり良い。
チェックイン。西野さんと相部屋だ。また口喧嘩するのだろう(笑)
天井の高い広い部屋。煖炉が備えてある。遠くで犬が鳴いている。
夕食がてら歩く。街灯が少なく暗いが異国情緒満点だ。
建物の中から歌声が響く。美しい。
店内は満席の様で中庭でテーブルを囲む。まずはビールから。苦い。
お酒はめっぽう弱い。ビールでご機嫌になり、火照った身体を冷ますように少し外へ出た。
夜風は少し冷たい。グァテマラ1日目の終わりに農園の風景を思い出す。すごかったな。庭先での栽培も大きな農園も、人も、コーヒーも逞しかった。今まで自分でコーヒーのことを考えたことがどのくらいあったか?これが感触なのかな。感触は跡形もない。ただ温度が残る。
席へ戻ると新たな皿盛りが並んでいる。素晴らしい。
テーブルに並びきれないお酒も料理も、様々に飛び交う笑い声も話し声も全てが私にとっては今日見てきたコーヒーの一部になっている。
ビールで火照り、ワインでニヤニヤし、ラム酒でワイワイした。
ラウンジでラム酒で終了かと思ったら、田村の部屋でもう一杯ということが決定。そうかそうか、そうでなくちゃ、今夜も大して眠れなくてもいいんだね?先ほどの料理の残りのピクルスとチーズを広げて一献。寒いので煖炉に火を入れる。この日はめっぽう疲れていたのだが、夕食時の会話で目が覚める。酒は盛られていても頭の中はコーヒーとスペイン語。胸は一杯になりただただ頷く。松本さんが『よう来たなぁ。』と一言。景色は滲んだきがする。
2012年3月 4日 (日)
中南米_06
昼食を終え、次の農園まで走る。市街地を抜けると午前中に訪れた農園のように山道になる。心無しか先ほどよりも険しい気がする。アグア火山が少し大きく見える。激しく揺れ急勾配を乗り越えるを繰り返す。
山羊たちがゴミに群がっている…。
ふと気が付くとコーヒーの樹々に囲まれている。
上りきったあそこが目的地らしい。
おおっ!
むむむっ!
さらに奥へ。
おーっ!
かなり下まで農園は続いているのだな。
どんよりした天気だが歩いているとずいぶん暑い。
きつい上り坂。
可愛らしいお庭。
小さな苗木がたくさん!
写真を撮りながら農園主の情熱が聞こえてくるようだった。人の気持ち、生物にとって良質な追肥になるのかも知れない。もの作りとはやはり温度の通ったものを、それらをお届けしたいものだと自分自身で再確認する。
一路、アンティグアへ向かう。
アンティグア!
中南米_05
ガタゴト道はさらに続き、そしてまた車は路肩に止まった。どうやらここ辺りらしい。ここはグァテマラ チマルテナンゴのとある村の山中を走っている。ときおり鮮やかなグァテマラ織りを羽織った人々とすれ違う。一体どこから来てどこへ行くのだろうと日本に住んでいたら疑問に感じてしまう。そんな場所だった。
枝には花を咲かせている寄生植物。
バナナやらオレンジやら、見たこともない果実がなっている。
小さな民家。コーヒーを作っている家族が住んでいる様子。ここの農園は既に収穫済みらしくどのような実をつけるかは見ることができなかった。
道路に戻ると、鈴の音が。チリンチリンとならしながら車を押している。どこからやって来たのか分からないが民家の前に止まると家族が一斉に出てきた。皆これを楽しみにしていたのだろうな。バッグに入れていた飴1袋をお土産に渡してもらった。
言葉は通わなくとも身振り素振りで気持ちは伝わる。これがとても嬉しい。
そろそろお昼ご飯を食べることになった。舗装路がありがたい。
ステーキ屋さんらしい。炭火で焼くのが見えた。
トウモロコシで作ったトルティーヤ。
アボガドと豆のペーストとチーズ。
野菜のピクルスと各ソース。これらをお好みで巻いて食す。トルティーヤはカリッとした歯ごたえのものと柔らかなもの2種類が出された。カリッとしたものは日本で例えるととんがりコーンの様な味わい。柔らかな方は…。新しい味わいに色々と試してみた。辛いのは少々苦手だけど、どれも美味しかった。
メインのステーキ。ビーフ、ポーク、チキン。てんこ盛りです。どうしてこんなに。しかし最高に美味い。腹ごしらえをすると元気が出てくるものだ。さて次の農園までまた走る。この日の宿泊地はアンティグアだと言うことは知っている。それ以外はさっぱりだ。
2012年3月 2日 (金)
中南米_04
ふと止まった先には小さなコーヒーの樹。頭上に?が点滅している。しかしコーヒーは様々なのである。大規模農園から小農家の庭先に至るまでコーヒーは入組んでいる。前者も後者もコーヒーなのである。環境こそ大切な要素でもある。人の手が丹誠にかけられていても、程よくかけられた環境に依存していることでもやはりコーヒー豆なのだ。早くカッピングしたくなる。
ビシッと鈴生り。
まだ収穫前の青い実が力強く見える。
コーヒーの木下に潜り見上げると可愛い小粒の赤い実。
シェイドツリーの花。
ここは野趣溢れるコーヒーが多く見られた。
ここで暫くの間グァテマラで初めて目にしたコーヒー栽培に思いが巡る。車中で自分が持っていたグァテマラのイメージを掻き消してみた。愕然としたわけではない。でこぼこ道で身体がずいぶん揺さぶられどんどん実感が出てきた。次の農園までまた走る。
最近のコメント