中南米_14
久しぶりの産地訪問の更新ですね。さて、コスタリカに入国してすぐに農園巡りです。コスタリカのコーヒーと言うと軽めの味わいで爽やかなコーヒーの印象が私の中にあって、酸の質から透明感と広がりを求めてしまいます。もしかすると、『コスタリカ』と枠を作ってしまうことがコーヒーへの視野を狭めてしまうかも知れません。そんなコスタリカの土を踏みしめながら広大な農園へ入っていきます。
この農園では年間4,000袋の生産量があるそうです。1袋69kgだったかな。農園内では剪定作業を行っていて所々にコーヒーの樹の枝などが積み上げられていました。人の手が掛かる農業、コーヒーは簡単にはいきません。農園内の精製工場を見学し農園主のお話しを聞きながら写真を撮っていたのですが、コーヒーに焦点を合わせていても見えて来ないものがあまりにも多いことに気が付きました。ここまで来ておいてコーヒーを見ても仕方がないと言うことではなく、コーヒーを取り巻く環境を知ってみたくなってきたのです。それはコーヒーが佇んでいる空間のことです。グァテマラに着いてから農園をぐるぐると歩き回り、真っ赤なコーヒーの実を付けた姿に感激しっぱなしでしたが、それを支えている環境があったのです。コスタリカに来てからは、その国や文化の違いよりも私と同じ人間がコーヒーを支えているという事実を知ると、知ってはいたものの、初めて目にすることで気分は全く違うものでした。写真って便利です。自分が撮ってきたものを改めて確認してみたらコーヒーしか写っていないんです。移動中の車中で溜め息が出ました。私は何にも分かっていなかったんだと自覚しました。
夕方少し前にカッピングをしました。自覚したものだから、もう何も分からないです。カッピングも何もかもを見よう見まねで始めてみました。香りの印象も酸の質も、余韻だって一番最初に感じたことを箇条書きしておきました。後で見たら自覚したとは言え、幼稚な言葉が羅列されていたのは言うまでもなかったわけです。これをこれから積み重ねてのばしていけば良いのだと思えば気が楽です。カッピングが終わると夕暮れから夜になる頃です。コーヒーの国の人は陽気で楽しいです。
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コメント
担任^^様コメントありがとうございます。
紫色の花ですね、ジャカランダというの確かギターに使用されている樹木ですね。教えてくれてありがとうございます。
フェアトレードは簡単には言えないですが、人の生活に直結することもありますね。英語の教科書で学ぶようになったのですね、今度授業に参加したいです。いつでも呼んでください。
投稿: gita | 2012年4月10日 (火) 11時35分
3年生の英語、フェアトレードの話がでてきたら、
またいろんな情報をおしえてくださいね。
ここのブログ見ているだけでも、
コーヒー農園やコーヒーに関わる人々の暮らしぶりが
伝わってきて、興味深いです。
いつかまた呼んで、話をしてもらえたら嬉しいです。
投稿: またまた担任^^ | 2012年4月 9日 (月) 14時32分
紫色の花、あれはたぶん、
ジャカランダ、という花だと思います。
たしか、南米原産だったような記憶があります。
投稿: 担任^^ | 2012年4月 9日 (月) 14時30分
担任^^様コメントありがとうございます。
久しぶりのお顔に会えて嬉しさで一杯でした。教科書にフェアトレードが出てくるのですね?私の頃にはそのようなこと全く知りませんでした。諸外国と繋がることは人間性にも大きく意味を持たせることができるのかも知れませんね。私も少しだけ外の風に吹かれてみて気が付くことが多いです。もっと早くにでも知ることがあれば、また違った考えを持っていたのかも知れません。
時間が経つのは早いですね。また何か協力できることがありましたら、ぜひお声をおかけください。
投稿: gita | 2012年4月 9日 (月) 14時03分
今日は久しぶりに豆を買いに行けてよかったです。
ほんと、久しぶりでしたね。
またまた多方面に活躍しているみたいで、勢いがありますね。
今日買ってきた豆は、学校でみんなで飲むつもりです。
楽しみです。
4月から、教科書が変わるんですが、英語の教科書(3年)では、
フェアトレードの話題が出てきます。
新しい教科書をぺらぺらとめくっていて、タムのことを思い出して
しまいました。
学校に講演に来てもらったときの3年生は、この春でなんと高校
3年生。時間は早いですね。
今日は豆を買いに行ったのですが、
今度またゆっくりと味わいに行きたいと思います。
投稿: 担任^^ | 2012年4月 8日 (日) 21時34分