中南米_15
コスタリカ2日目の朝、インコの鳴き声で目が覚める。チュンチュンではない。ホテルの中庭の大きな樹の枝々に数羽単位で休んでいる。そしてバサバサと勢いよく飛び立っていく。上空にはセスナがひっきりなしに通り過ぎていく。コスタリカの朝はこんな感じで慌ただしく始まったりだ。朝食をとり本日の予定は何だろうと豊富さんと西野さんと話し、少し疲れてもきたねなんて、顔を見たら分かるさ。
サンホセ市内を抜け出して山へ向かい走る。天気は良く晴れていて空が眩しい。また帽子を忘れた。
標高がぐんぐん上がっていき急カーブを繰り返すが道路状況はそれほど悪くもなくいい感じだ。
コスタリカに来てからこんな橙色の花に目が付く。なかなか気に入ってしまい写真にも良く写っているのだが間近で見る機会がなくどんな花なのか、名前を聞いたが忘れてしまった…
農園着。山全体がコーヒー農園に見える。暫く急斜面を下って歩く。強い陽射しがコーヒーの葉に反射して眩しい。
トラックに乗ってピッカーさんがいるところまで連れて行ってもらうことになった。農園内をゆっくりと進んでいく。周囲にコーヒーが整然と実っている。トラックに激しく揺られながら片手でカメラのファインダーを覗く。実に感慨深い心持ちになった。感激とも感動とも一味違う、なんだかこう叫びたくなるような気持ちだな。ファインダーから覗く世界は私だけのものだ。それがそうさせたのだろう。
| 固定リンク
「産地訪問」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント