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2012年9月 7日 (金)

ひっそり

 今のお店を建てて8年目になった。まだまだ。もうかれこれ10年間コーヒーの仕事をしてきたのかと、虫の音を聞きながらコーヒーをすする。自分の部屋で焙煎をして配達から始めた。手書きのチラシには自分の携帯番号。今思えば可笑しくなる。色んな人に出会って、色んなコーヒーと出会って困惑していた。美味しい珈琲って何だろう?焙煎技術か抽出技術か、品種や生産地、香りや味わい、カッピング…。今でもよく分かっていないのが正直なところ。でも、お店とコーヒーが皆さんと繋げてくれたことは心から感謝している。ずいぶん至らない箇所の多い自分がこうして続けて来れたのも皆様と家族のおかげと胸に刻む。コーヒー豆は本当に遠くからやってくる。産地へ行ってみて初めてこれが分かったことだった。時間やお金を費やしてコーヒー豆に会いに行った。コーヒーはもちろんのこと、そこには多くの人がいた。豆だけ見てたんじゃ、これは気付けなかったのかも知れない。当たり前のことが見るまで気付けない融通の利かない自分にハラハラする。そんな自分にできるコーヒーの仕事とは?と、今更ながらに考えてみたもののいつもより外国の景色が鮮明に浮き上がる。これからもよろしくお願いいたします!
0907


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